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  • プラズマテレビ

    プラズマテレビ

    プラズマディスプレイを使用したテレビ。 1992 年、富士通の篠田傳が世界で初めてプラズマディスプレイを使用したテレビを開発。「愛」の文字を表示させる。1993年に富士通ゼネラルが世界で初めてプラズマディスプレイを商品化(21インチサイズ)。1996年には富士通、富士通ゼネラルが世界初となる業務用42インチフルカラーPDPを開発、1997年9 月には富士通ゼネラルが業務用42型ワイドプラズマディスプレイ、民生用42インチワイドタイプ(16:9画面)のプラズマテレビを同年11月に発売すると発表。1997年12月にパイオニアが世界初の50型高精細ワイドプラズマテレビ「PDP-501HD」を発売した。 日本における主なメーカーは、パナソニック・パイオニア(2010年3 月で全面撤退)・日立・富士通ゼネラル(現在は業務用のみ)など。国内シェアはパナソニックが独走している。海外ではLG電子なども強い生産力を持つ。かつてはソニー・東芝なども販売していた。 液晶と並ぶ2強と言われるが、販売台数は液晶の1〜2割程度にとどまっている。液晶も並行して生産するメーカーが多い。

    長所

    • 大画面・低コスト(特に大型になればなるほど、液晶ディスプレイよりも安い)
    • 自己発光なので、視野角が広い
    • 応答速度が速くスポーツ番組やアクション映画などでも動きがなめらか、残像による動画ボケも起こりにくい(ガンマ特性がフラットなので、比較的簡単な回路で忠実な階調性能を実現できる)
    • コントラストが高く、(液晶TVに比べ)立体感のある映像を表現できる
      • プラズマテレビを推進するメーカーは「動画解像度」という独自の指標を設け、素早く動く物体を表示しても実際の精細さが損なわれにくいことをアピールしている。ただし動画解像度は液晶に対するプラズマの優位性を示すために考え出された側面が否めないため公平性に疑問があり、プラズマテレビを発売していないメーカーは液晶テレビの動画解像度に関して一切触れていない。
    • 白面積が増えると画面の明るさを抑える働き(ダイナミックブライトネス制御)がある為、まぶしさを抑え眼が疲れにくい
    • 液晶と比較して画面強度が高く、パネル割れが起こりにくい
    • プラズマパネルの寿命は輝度半減まで10万時間と長寿命

    短所

    • 最大消費電力が高い。但しプラズマテレビの最大消費電力はRGBの全画素が100%発光した際の全白表示時の数値であり通常の映像では休む画素もある為、映す映像によって常に消費電力は変動するので最大消費電力のおおよそ2/3が実際にかかる消費電力の目安とされる。実際の電気代の目安は年間消費電力量から計算するのが妥当である。"プラズマテレビ=消費電力量が多い"と言うのは机上の計算結果であり、現実的に使用した時との差が数値以上に低くなる場合がある。
    • 小型化が難しく、パーソナル用途には向かない。
    • 2008年9月現在、液晶テレビは20型未満も存在するのに対し大手メーカーのプラズマテレビの下限は現在のところ37V型である。ただし、バイ・デザインが32V型の販売を行っている。また、2005年モデルまでは日立や現在は撤退したソニーも32V型を生産・販売を行っていた。
    • 液晶に比べて高精細化が難しい。
    • 画面に光が反射するため、設置に関しては反射を考慮する必要がある。最近では低反射パネルのモデルも登場。
    • ブラウン管TV同様に画面焼けが起き易く、長時間の静止画像表示には向かない。発売早期より大画面薄型プラズマテレビを大量購入し運用していた各種法人団体(空港やロビー控え室での患者・見舞い客向けに運用していた病院、休講情報などを学内表示する目的で運用していた大学など)は、想定以上に早かった画面焼け被害の割を食った形になっている。現状では各会社とも対策はしている為、致命的な短所にはならなくなってきている。
    • 4:3の映像を常時表示した場合は画面の両側に帯状の跡が残る事がある為、各社グレーバックスクリーンセーバーの起動で対策を実施。
    • ブラウン管TVと同様にちらつき(フリッカー)が気になっていたが、ちらつきの無いプログレッシブ表示のモデルが主流になってきた。
    • プラズマは赤(R)・緑(G)・青(B)のそれぞれについて点灯と消灯のどちらかしか表現できないため、高速で明滅させるパルス駆動(点灯回数が少ないと暗く見えるといった技法)により擬似的に階調を表現している。このためバックライトと透過フィルター両面で調整が出来るLCDに比べると色域が狭くなりがちであったが最新のモデルではx.v.Colorに対応、さらにHDTV規格(ITU-R BT709)比120%の高色域を再現できるモデルも登場してきた。
    • 開発・生産の設備などに、液晶TV以上のコストがかかる。
    • ソニー・東芝など、プラズマTVから撤退して液晶TVに集約したメーカーも存在する。

    近年のプラズマテレビ

    パナソニックやパイオニアの2006年モデルのプラズマテレビから、フルハイビジョンと呼ばれる横1920画素×縦1080画素の表示能力をもつ機種が登場した。 2007年4月現在のフルハイビジョンの最小モデルはパナソニックの42V型が最小ではあるものの、従来プラズマテレビが苦手とされていた高精細化に向けて一歩前進した。また消費電力面でも改善が進み、年間消費電力では液晶テレビを逆転する機種も現れた。 一方、液晶との競争においては劣勢でありプラズマパネルから撤退するメーカーも多くパネル生産を継続するのはパナソニックのみである(但し他メーカーもパナソニックからパネルの供給を受けて、プラズマテレビ自体の生産は継続する場合もある)。

    プラズマテレビのコントラスト

    プラズマテレビは大型家電量販店などの明るい照明下では画素の発光に蛍光ガスを用いる関係上、黒が濃い紫色などに見えてしまうことがある。またプラズマテレビは暗い場面では画面も暗くなるため、明るい照明下では画面全体が暗く見える。しかし家庭の照明下では黒は黒く表示され、且つ暗い場面では画面も暗くなる特性はコントラストの高さとなって立体的な映像の表示につながっている。

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